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子供の頃「離人症」に悩まされた話 離人症とは?

先日世界仰天ニュースで「不思議の国のアリス症候群」について取り上げていましたが、これを観て私が子供の頃「離人症」というものに悩まされていたことを思い出しました。

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 離人症とは

離人感・現実感消失症の基本的特徴は、離人感、現実消失、またはその両方が持続的または反復的に出現する症状のこと。離人感の症状は、自己の身体、感情、思考、感覚などから自分の主体性が失われて、自分自身を非現実的に感じる体験とされている。一方で、現実感消失の症状は、外界(世界、人、物など)から自分が切り離されているように感じられ、周囲の世界に親しみを覚えられず、非現実的に感じる体験とされている。

 離人症の原因と症状

主に思春期に起こり、強いストレスが原因とされます。

以下、引用ですが自分の症状をそのまま言葉で表してる!としっくりくるものです。

離人感の症状としては、自分の精神、精神、感情、感覚などから自分が切り離されているような感じがします。また現実感がない、あるいは自分がロボットのように感じられ、自分の言動を自分でコントロールできないと訴えることもあります。感情的または身体的に麻痺しているように感じることもあります。このような人は、自分の生活を外から観察している、あるいは自分のことを「生ける屍」などと表現することがあります。

私に起きた症状

症状がで始めたのは小学校低学年の頃だったと思います。私に起きた一連の出来事がどこからどこまでが「離人症」によるものなのかは不明です。

高熱を出した時、自宅3階ベランダから飛び降りようとベランダに足をかけた

危機一髪様子を見に来た父親に部屋に引き戻されましたが、不思議なことにその時の私は意識があって、所謂「夢遊病」のように無意識のうちに動いていたわけではありません。「あ、今自分ベランダから飛び降りようとしてる」「下にいる人がこっちを見て危ないと言っている」ということまで意識がありました。

(ただこれは高熱の原因か、もしかしたらタミフルのような薬の影響だったのかもしれません。) 

ある時突然自分の意識が幽体離脱する

これは離人症の方に起きる典型みたいです。不思議な感覚ですが、具体的には自分の意識が身体を離れ斜め後ろ少し上の方から自分を眺めている感覚。全てが現実味がなくなり、目の焦点が合わないように感じました。

 

この症状は前触れもなく突然起こり、私の場合1回大体10分〜20分くらいでした。毎日ではありませんでしたが、学校にいる時は起こらず、家で部屋に一人でいる時によく起こりました。

 

しょっちゅうだったので「あ、また始まったよ」という感じ。その間はぼーっと終わるのを待つことが多かったです。途中、母親が部屋に入ってきても意識は幽体離脱したままでした。感覚としては幽体離脱して後ろから自分の身体を通して母親と話す感じでした。「目の焦点あってるかな?」と変なところ心配してました。

 

こんなことがよく起きることを両親に相談したことはなかったです。症状が起きている間は自分の動作が非常に遅くなっていることを感じます。早く抜け出したいので身体を動かそうとしますが、麻痺しているような感覚で自分の意思では抜け出せません。

 

離人症に気付くきっかけ

両親にも相談したことがなかったのでもちろん未だに病院にかかったことはありません。小学校低学年の時はこれが一体なんなのか解明するきっかけはありませんでした。高校生になった時にも定期的に症状が現れます。その頃には携帯を持ち、インターネットを使う機会も増えたので、ふと自分の症状を検索エンジンに打ってみました。

するとはじめに目に留まったのが「不思議の国のアリス症候群」ただ、その症状と私のものは少し当てはまらない部分もありました。その関連で「離人症」の記事を発見。これがまさに私だ!と衝撃を受けました。

 

ただ自分の中で自分に起きている不思議な症状が何なのかわかって、すっと納得できたのをきっかけになのか、高校を卒業する頃には「離人症」の症状はなくなっていました。

 

あの不思議な症状、私の場合は短い時間だったし、現実味のないふわふわした感じの時には慣れてくると極力その場を動かないようには心がけていたので危ない症状というわけではありませんでした。なのでたまに昔こんなことがあったなあと思い出して懐かしくなるほどです。

心身ともに健康そのものなんですけどね〜不思議です。

 

 

 

世界仰天ニュースで「不思議の国のアリス症候群」を観て思い出して書いてみました。

 

Ling